夜間走行が想定されるブルベでは、ライト(前照灯)が必須です。明るさは100ルーメン以上と指定(※RC名古屋の場合)。400kmからは2灯の装備が要求されます。1灯だけでは万一トラブルがあったときに、無灯火になってしまうので、距離にかかわらず、2灯から3灯を用意される方がほとんどのようです。
※明るさの単位には、ルーメン、ルクス、カンデラなどがあって、ややこしい(苦笑)。
夜間視力の良い若者なら、100ルーメンくらいでも十分なのかもしれません。
実際、誰でも40歳くらいから水晶体の硬化が始まり(老眼)、50歳にもなると水晶体が濁ってきます(白内障)。そのため、オジサンには(オバサンも)、いっそう強力なライトが必要です(笑)。
まずは、定番、
キャットアイ ヘッドライト ECONOM Force HL-EL540エンジニアリング・プラスチックのボディは耐久性十分。
同じシリーズで充電式もありますが、ブルベの長丁場では、交換可能な電源である乾電池式の方が、安心です。エネループも使用可。
カタログスペックでは、4000カンデラ。※換算で170ルーメン相当だそうです。
配光はこんな感じ。
横長の四角い配光で、上部が強く、下部に向かって弱くなるので、上下を逆さにして使うのは芳しくありません。
※ハンドルから吊り下げて取り付けることは可能ですが、手前の明るさばかりが目立ってしまって、視野が狭くなります。
照らす範囲が狭くて中距離から遠距離向き。逆に言うと、配光がよく考えられているので、対向車を眩惑させてしまうおそれがありません。
定電圧回路を搭載しているので、電池の残量が残り少なくなっても、明るさが変わりません。エネループ使用時も同じ明るさです。しかも、電池残量が少なくなると、尾部のスイッチ部分が赤く点灯して電池交換時期が近いことを知らせてくれる親切設計。
欠点として、近くを照らすのには向きません。本体が大柄であり、単三乾電池4本を使用するため、かなりの重さになります。アルカリ電池使用時に、ハイモードで2時間、ローモードで9時間と点灯時間が短いのも注意。
もうひとつ、電池交換の際、筐体から本体中身がずるりと抜け落ちて地面に激突という惨事になることも(苦笑)。落さないように気を付けるか、落ちてもいいように養生することを強くおススメします。
18650リチウム電池仕様の中華ライト(ムーンレンズ)こちらは、カタログスペックで、800ルーメン。アルミ削り出しのボディ。
ボディに刻印されている XML-T6 は、米国 CREE社製の高輝度LEDチップの型番。
しかも、ムーンレンズというものが優秀で、ワイド配光にしても照らし方にムラがまったくありません。レンズの性能は、国内メーカーGENTOSよりも明らかに上。これは、老眼と白内障で夜間視力の落ちたオジサンには、ありがたい。ムラがあると、路面状況がつかみにくいので。
広範囲を均一な光で照らしてくれるので、近距離や横方向を照らすのに向いています。その明るさは感動ものです。原付バイクの前照灯並みの明るさです。
ただし、明るすぎるので、光線の配光に気を付けないと、対向車を眩惑させてしまいます。これは、上部の光をカットするシェードを自作して工夫する必要があります。
リチウム充電池の18650は、本来、ノートパソコンの充電池に内蔵されるリチウムイオン電池の規格。取り扱いが難しく、過充電で爆発する恐れがあるため、日本国内メーカーは消費者向けには出荷していません。でも、そこは、中国。そんなことはお構いなしなんですね。
そんな、やばい代物の中華ライトですが、一度、この明るさを知ってしまうと、後には戻れないと思います。そのくらい驚異的な明るさ。
※
高輝度LEDチップXML-T6搭載のライトただし、バッテリー切れの際には補給不能のため、それでおしまい(汗)。
付属のバッテリースペックは 3.7V 2600mAh。カタログ値で ハイモードで1時間、ローモードで5時間の点灯となっています。実走では、主にローモードで使用し、部分的にハイモードに切り替える条件で、4時間くらいもちました。ローモード(160ルーメン?)でも、街灯のある市街地であれば実用に耐える明るさです。
ブルベ本番では、暗闇の峠道の下りなど要所要所に絞ってハイモードに切り替えて使用する形になるでしょう。
もっとも、リチウムバッテリーは軽量なので、予備の18650を何本か持参しても、重量は苦になりません。長時間の夜間走行もこなせるはず。
電池込みの重量比較
実走してみて…
アラフィフの老眼・白内障オジサンが、真っ暗な山道を走った時も、これらの2灯を同時点灯していれば、不安を感じませんでした。暗闇の中では、とにかく前照灯が明るいことが大切で、心強く感じられます。
どちらも防水設計。土砂降りの雨中走行でも大丈夫でした。
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当日は、晴れか曇りで、あまり暑くなくて、風もないのが理想なんですが、きっと、そうはいかないでしょう(笑)
自分は、6:30スタート組ですが、遅いので、7時スタートの皆さんにもすぐに追い付かれてしまうでしょう(笑)。
クロモリのディスクブレーキのシクロクロスとプラレールの反射ベスト……すごくマニアックで素敵ですね。こちらも、探してみますね。
では、では。